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残暑見舞い

2010.08.21

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暦の上では、立秋はもうすでに済んでいるのにまだ猛暑が続いている。

ここ白樺高原(標高1500m)でも、高原だから涼しいようですが、日差しは強く、午後に入ると一段と強くなり、それでも木陰に入れば空気が乾燥しているせいかしのぎやすい。

今年は前半雨が多かったせいか、緑が濃くて木々の葉は生い茂っているようだ。このまま雨が降らないと秋の味覚にも影響する。果物類は甘みが増すが、キノコにとってはもう少し湿り気がないと菌が繁殖しないので不作になる。

この辺りは分水嶺になっていて霧の発生しやすい条件が整っているのだが昨年は残念なら不作でした。温暖化のせいで、人類にも、動物にも、植物にとっても環境が変わってしまったのだろうか?

金田一春彦さんの歳時記に次のような随筆が載っていた。

ある風流人のところに、暑さの中を訪れた客が、茶室に通され、汗をぬぐいながら、ふと床の間の掛け字に目をやると、「夕有風立秋」と書いてある。「良い句ですな。夕方ごろ吹く風に秋の気配を感じる、というのは今ごろにピタリですよ」と、お世辞半分にほめると、主人は微笑して、「いやあ、これはユーアルフーリッシュと読んで、おバカさんね、ということなんです」と答えた。

この慌ただしい世の中で、こんなユーモアを持てる生活を送りたいものだ。

藤原敏行
  秋来ぬと目にはさやかに見えねども
      風の音にぞおどろかれぬる